協会紹介

2021年秋、「みらいびらきラボ」代表の佐藤裕基さんと、インタビュー形式でお話しさせてもらいました。佐藤さんから当協会に関する質問をいただき、私が答えるというものです。シンプルな内容ですが、短い時間で当協会の活動趣旨をご理解いただけると思います。

教師を、捨てる。

Q1:「次世代型教育」とは何ですか?

 次世代の教育は、教師が変わることでもたらされると考えます。これまで、教師は教育の専門家としてのスキル向上を第一にしてきました。でも、これからは教師であることを手放すことが必要です。

Q2:「教師を手放す」とは、どういうことですか?

 教師が教師らしくあろうとすればするほど、行き詰っていくということです。それを打開するには、子どもたちを育てる上での最優先事項を他のルールの上位に置いて、子どもたちや社会全体に対して価値を提供していく必要があります。

Q3:協会ではどんな取り組みをしていますか?

 当協会独自のゴールは設定していません。メンバーが互いの自己実現をサポートし合うことを目指しています。よりどころとなるのは、『7つの習慣』の原則と、合理性や効果性を志向するビジネス的観点です。

Q4:目指す「教師モデル」を教えてください。

 教師自らが仕事、私生活、セカンドキャリア構築の三領域について創造的に取り組む必要があります。創造的な子どもたちを育成する最速最短の方法は、身近な大人が自身のキャリアについて自由に、柔軟な発想で考え続ける姿を見せることです。現在は従来の学校教育モデルを根本的に見直す時期に来ています。教師が変われば生徒が変わる。その結果、すべての子どもたちが自分の居場所を見出すことにつながります。

Q5:これからの展望を教えてください。

「キャリア」とは、仕事に限らず人生のすべてを指します。当協会ではメンバーとともに、キャリア全般を見直すためのプロジェクトを展開していきたいと考えています。教師自身がアイディアを駆使して人生を変えていく姿が、きっと子どもたちを勇気づけるはずです。 

インタビュアーさんからひとこと

 こちらの協会が目指すのは、教師の創造的なキャリア発展による新しい教育。大事なことは、教師が職業人から一人の人間に立ち返るということなのかも知れません。人生哲学『7つの習慣』を教師のキャリアに当てはめるとどんなことが見えてくるのか。とても興味があります。
(みらいびらきラボ 佐藤裕基)

佐藤さん、ありがとうございました。なお、こちらの記事は、2021年11月に「みらいびらきラボ」さんが創刊した『OPEN SCHOOLING 不登校の子応援フリーマガジン』に掲載していただいたものです。創刊号特集は「今、外へ出る時」。不登校問題をしなやかな視点で取り上げていらっしゃいます。

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