最も手軽なセカンドキャリア構築の第一歩は、「Anchor」&「Blue Snowball ice」を使ったポッドキャストで決まり!!

今回は、40代以降のあなたに、「キャリア構築に必要な手段のひとつ」をお伝えします。

Contents

なぜ、40代にはキャリア構築が必要なのか?

それは、40代が「人生の半分を折り返す時期」だから。

2019年の時点で、日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳です(小数点以下四捨五入)。40歳は、ちょうど人生の折返しに当たる時期。では、この年代が直面する課題とは何でしょうか?

雇用が不安定

経済的視点から言うと、コロナウィルスの影響で多くの人が雇用を打ち切られている点が挙げられます。さらに言えば、コンピュータの進歩で人手が要らなくなる社会の到来が見えていることも考慮しなくてはなりません。現状に安穏としているのは、明らかに適切ではないと言えます。

自分の価値の見直しが迫られる

40代は、サラリーマンなら中間管理職の立場にいる人も多いでしょう。特定の役職に就かないまでも、部下や後輩の同僚はいるはずです。

ところで、「40代」とは、どういう位置づけにいるんでしょうか? 60代以降は先も見え、逃げ切り態勢に入っています。40代より若い年代の人達は、一般的に多様な価値観を持ち、PCやプレゼンのスキルもあり、会社に縛られません。一言で言えば「自由で有能」です。ならば、40代のあなたも価値観の転換を図るべきではないでしょうか? 今までと同じ発想、同じやり方でうまくいくとは思えません。

人生戦略的視点に立てば、今まで蓄積してきたスキルの見直しが迫られていると言っていいでしょう。

家族との関わり方を再認識する

40歳のあなたが仮に30歳で結婚し、すぐに子どもができたとしたら、お子さんは小学校の高学年。まもなく思春期を迎えます。お子さんとの接し方には気を遣うようになると思いますが、大切なのは「お子さんの目に、あなたがどのように映っているのか」という点です。

仕事や家事で疲れ果て、家にいる時はぐったりしていたり、逆に忙しくて本当の意味で子どもに目を向けてやれず、見れば口やかましく接するだけだったり。何となく、どちらかになってしまいそうな感じがしませんか?

そしておそらく、親子関係で見られる関係性は夫婦関係でも同様のことになることが想像できます。結婚して10年も経てば、相手に対する期待も結婚当初に比べれば小さくなっているでしょう。そんなあなたは「相手から刺激を受けていない」と感じているかもしれませんが、それは同時に、「あなたも相手に刺激を与えていない」ことに通じます。日々の営みで精一杯になっているか、「こんなものかな」と割り切ってしまっているんですね。

でも、これは少しもったいないです。思春期の子どもやパートナーに、あなたの生き生きとした姿を見せることが、家族関係を次のステージにつなげていくのではないでしょうか?

閉塞感を感じてしまう

上記のような状況を見てみると、40代の一定数は、閉塞感を感じながら毎日を暮らしていると言えるのかもしれません。職場では人間関係の調整に悩みながら、日々新しいスキルを身に着けていかなければならない。家庭では家族の成長を嬉しく感じながらも、ルーティーンやコントロールにとらわれない関係性を構築していかなければならない。とは言え、新たな収入につなげたり、趣味の世界に浸ったりする金銭的時間的余裕もない。多くのアッパーミドル層は、そう感じているのではないでしょうか?

生きた証を残したい

この点は、50代の私自身、痛切に感じていることですが、あなたは今までに自分が生きた証を残してきましたか? 私はまだです。あなたが40歳なら、定年退職まであと20年。ところで退職後、何をしますか? 多くの人は「退職したら、あれもしたい、これもしたい」と夢を膨らませますが、その夢を実現させている人はどれだけいるのでしょうか。

そもそも、その夢は退職後でなければ実現できないような話ですか? 「夢を後回しにする人は、今目の前にその機会を与えられても、結局後回しにしてしまう」と、私は思っています。むしろ、60歳までの残り20年を、フルに活用すべきです。年を取れば、体力的に衰えるのはもちろん、心も弱くなるものです。簡単に言えば、やる気が出なくなるんですね。「その時が来たら」の「その時」は、永遠にやってこないんです。

「夢を実現すること」と「生きた証を残すこと」。「夢=生きた証」と捉えられなくもないですが、私にとって「生きた証」とは、「日常生活の延長上にあるもの」です。ちょっとその気になれば十分に叶えられることであるし、それが「証」であると気づく感度も必要になってきます。

あなたが気づきの感度を上げ、ちょっとだけ「その気」になってみれば、きっと生きた証は日々積み重ねられると思いますが、いかがでしょうか? 40代以降は、生きた証を考える時期でもあります。

なぜ、音声配信をオススメするのか?

その理由は5点あります。

コストが掛からないから

まず、金銭的なコストがほとんどかからないことが挙げられます。録音と配信にかかる機材は、基本的にはスマホ1台あれば十分です。ただ、私はPCとマイクをご用意することを提案します。その理由には後で触れます。

次に、物理的なコストがかからない点も魅力です。音声配信なら、動画配信と違い、あなたの服装や身なり、髪のセットや表情を気にする必要はありません。PCの前に座り、録音してプラットフォームに上げるだけ。これがYoutubeのような動画配信をするとなると、とたんにコストがかかり始めます。それなりの服を着て、髪をセットして、表情は少なくとも嫌な印象を与えないようにする必要があります。たとえ顔出ししていなくても、パワーポイント等でスライドを作って音声を載せ、テロップを付けるところまで持っていく必要が出てきます。映像加工に格段の労力を奪われてしまうのは避けたいところですよね。

それに、顔出しは身バレにも繋がります。身バレは大きなコストです。情報発信に抵抗のある人の最大の理由は、「身バレ」にあると私は思っています。「こんな事を言っているのが知り合いにバレたらどうしよう・・・」という気持ちが先に立ってしまうんですよね。情報発信のハードルを高く感じてしまう一因でしょう。でも、音声配信なら気楽にできます。

あなたにとって大切な価値観を共有できるから

いくら「ポッドキャストを始める」と言っても、あなたが暇つぶしで始めるとは思いません。「何か伝えたいこと」が必ずあるはずです。利益抜きで考えるならば、「普段は言えないような、あるいは言う機会が与えられていない自分の思いを、不特定多数の人に届けること」が情報配信の本質であり動機でしょう。あなたは音声配信を通じて、あなたの価値観を多くの人と共有する機会を手にするわけです。

あなたが配信する内容がどのようなものであっても、いつか必ず誰かがあなたの声を聴くことになります。あなたについてきてくれたリスナーと価値観を共有できると思うだけで、幸せな気持ちになれるのではないでしょうか?

自己理解につながるから

録音後に自分の声を聴いてみるとわかりますが、その声は、意外に思えるほど「普段のあなたの声」とはまったく別の声に聞こえます。少なくとも私はそう思いました。声の大きさやトーンが予想とかなり違っていたんです。後でも触れますが、このことを契機に、私は普段、職場で出している自分の声を見直しを図ろうと思いました。

頭の体操になるから

40代までなら「パソコン処理くらいならいける」と感じている人は多いと思います。でも50代以上はそれほど馴染んでいない世代。コンピュータのおかげでこれからどんどん生活は楽になるはずですが、その恩恵を最も享受して欲しい高齢者は、現実的には深く馴染んでいません。

若い人たちは先端機器を駆使してどんどん生活を便利で楽しいものにしていっているのに、人は一定以上の年齢になると、すぐに諦めてしまいます。加齢とともに、「触ってみよう」「やってみよう」という心理的なハードルは高くなる一方です。

あなたが40代以上なら、「これからPCの扱いに精通すれば、何年経っても楽しく過ごせるに違いないな」と本気で思ってみてください。そして軽やかにPCのキーを叩き始めることをオススメします。

体の体操になるから

人に聴いてもらえるような声を出すのは、意外と大変です。表情を緩め、口を大きく開け、情熱を込め、お腹に力を入れて、マイクのすぐ近くまで口元を寄せて話す。自分ではちゃんとできているように思っても、実際に録音された声を聞いてみればわかります。まったく声が出ておらず、しかも別人が話しているかのような雰囲気を感じ、最初のうちはがっかりすることもあるでしょう。

どんなにいい機材を使っても、声が小さかったり声に張りがなかったりしたら、あなたの思いはリスナーには伝わりません。あなたの声を思い通りに届けるために、口周りの運動は欠かさないでくださいね。

なぜ、「Anchor」なのか?

そもそも、なぜポッドキャストなのか?

ポッドキャストとラジオの違いは、ラジオが基本的に生配信であるのに対し、ポッドキャストは録音配信である点にあります。つまり、リスナーに届けるまでにきちんと加工できる点がポッドキャストの利点です。あなたの思いを届けるわけですから、「原稿読み上げ」とまではいかなくても、ある程度のアウトラインをもとに一貫性のあるメッセージを届けたいと思っているはずですよね。だったら、録音配信のポッドキャストはあなたに安心感を、リスナーには価値を提供してくれるでしょう。

では、なぜ「Anchor」なのか?

一言で言えば、やり方がとても簡単なこと。スマホにアプリをインストールして録音して配信するだけです。*でもPCとマイクは用意したほうがいいですよ。理由は後述します。

もう一点は、一度配信すれば、同時に9チャンネルに自動でポッドキャスト配信してくれることです。1回の手間で多数のチャンネルに配信してくれるなんて、嬉しいですよね。

Anchorについては、Ferret公式サイトで、「Anchorの使い方~簡単にPodcast配信をしよう!」「Anchorを使ってPodcast配信をしてみよう」を参考にしてみてください。こちらです。

マイクをオススメする理由

私は当初から、スマホ単独で録音と配信を完結させるつもりはありませんでした。「スマホ1台でできるなら始めてもいいかな?」と思った人もいるとは思いますが、私があえてそうしなかった理由があります。

楽に操作したい

私はスマホの操作が苦手です。理由は簡単で、その時にやりたいオーダーが目に見える範囲にないからです。スマホは画面が小さいため、そのオーダーは、隠れているものが必然的に多くなります。どんどん「潜って」いかないと、どこに何があるのかわからないんです。そして当たり前ですが、文字が小さくて読めない。50代の私の目には、スマホの文字は小さすぎて読みづらいのです。

その点、PCは画面は広く、文字ははっきりと見えますし、各種オーダーもどこをクリックすればいいのかが一目瞭然です。入力作業も手打ちのほうがずっと速いしストレスもかかりません。高齢者が扱うPCは、大画面が必須です(笑)。

いい音を届けたい

私はお世辞にもいい声をしているとは言えません。ですので、せめて「聴きやすい音を届けたい」と思っています。「音声配信は音が命」と言われます。確かにYoutubeのような動画でも、映像が不鮮明だったり粗かったりするのは我慢できますが、音質が良くないとすぐに観るのを止めてしまいますよね。映像の悪さは音質でカバーできますが、音質の悪さは映像でカバーできません。

そのため、「音声収録では録音環境を整えることが大切である」とさかんに言われています。すると、録音場所は必然的に静かなスペース、一般的には自宅の自室でということになります。防音ルームを用意する必要はありませんが、可能な限り、静かな環境で行うことは大切でしょう。自宅でやるなら私はPCです。目の前に机も椅子も、キーボードもあるわけですから。あなたにとって一番やりやすい方法でやってみるのがいいでしょう。

PC内蔵マイクは、一般的に低品質

さて、自室のPCに向かって録音するわけですが、PCに内蔵されているマイクはそれほど感度の高いものではありません。以前、googleドキュメントの音声入力機能を使って文字起こしを何度かやったことがあるんですが、ひどいものでした。私の滑舌の悪さもあるのでしょうが、「誤入力部分の訂正をやるくらいなら、最初からキーボードで打ち込みをすればよかった」と思ったくらいでした。その後、安価なマイクを購入して音声入力をやってみましたが、マイクが1本あるだけで、誤入力がかなり減りました。必要な投資を惜しんではいけないことに気づかされた出来事です。

マイクがもたらした効果

単純ですが、マイクが机の上にあると、気分が高揚します(笑)。自分が「何者かになったような」気持ちにさせてくれるのが、マイクです。病気でしょうか?(笑)。もう少し控えめに言うなら、マイクは口の象徴なので、「私が発信者であること」を常に意識されてくれるんです。

多くの人は、普段は「消費者」ですよね? 自身を「生産者」であると自覚している人は、それほど多くないような気がします。特にあなたがサラリーマンであれば、なおさらでしょう。でも、あなたが「何らかの情報の発信者(=生産者)」として動き始めれば、あなたはその瞬間「生産者」になります。マイクを視野に入れながら生活することは、あなたがあなた自身の価値を再認識することにつながると思います。

マイクは「高品質」かつ「お手頃な価格」で

結論。「高品質でお手頃な価格のマイク」をお求めなら、「Snowball ice」一択です!

・・・いえ、「一択」はさすがに言いすぎかなと思ったんですが、事前にいろいろ調べ、さらに他社製品を買って後悔し、「Snowball ice」を買い直して試し、「やった!!」と感じた私の言葉に、少しだけ耳を傾けてくれませんか?(笑)

ダイナミックマイクではなく、コンデンサーマイクがベター

「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」をキーワードにして検索してもらえればわかりますが、ポッドキャスト配信を自室で行うならコンデンサーマイクになります。

サウンドハウス公式HPには、コンデンサーマイクの説明を次のようにしています。

レコーディング用マイクから、パソコン、ハンディレコーダーなど、多岐にわたる分野に使用されているマイク。マイクに対して電源供給が必要。低域から高域まで集音可能な周波数の幅が広く、些細な音や息遣いまでしっかりと集音できる感度の高さに優れています。ダイナミックマイクでは得られないレンジの広いバランスの取れたサウンドが特徴です。*以上引用

コンデンサーマイクはお手軽なUSB接続がベター

上記サウンドハウス公式HPからの引用部分にある「供給電源」は、「USB電源」を指しています。ほとんどのPCには標準装備でUSB端子が3つ前後はあるため、それを使います。マイクの電源には「ファンタム電源」と「USB電源」の2種類があります。一般的に、USBに挿して電源供給をする製品はすぐに使えるものが多く、「Snowball ice」も例外ではありません。本当に、挿してすぐに使えます。

なぜ、「Blue Snowball ice」なのか?

「高品質」☓「お手頃価格」の両方を満たすマイク

いろんな人がいろんなレビューをネット上に載せています。私も多くの人の意見を参考にしましたが、たとえば、「京極真の公式ブログ」には、「Snowball ice」が詳細に説明されていますので、よかったらご覧ください。わかりやすい内容です。

さらに、このマイクは私がコンテンツを購入している起業家の方がイチオシで勧めていたマイクでもあります。迷った挙げ句、最初は他社製品を買ってしまいましたが、間違いでした。素直に聞いておけばよかったと、少しだけ後悔しました。

実際に使ってみてのレビュー

「Snowball ice」をamazonで購入

3週間前に購入していたマイクセットがあったんですが、返品しました。5,000円弱の金額でフルセットです。マイク本体はもちろん、マイクスタンド、アームスタンド、ショックマウント、ポップガード。自室で音声録音するために必要な機材は、すべて揃っていました。でも、録音状態がきわめて良くなかった。フルセットで価格が安ければ、当然と言えるのかもしれません。

そこで初心に帰り、「Snowball ice」を購入。ブラックモデルを7,100円で買いました。以下、写真を掲載しますね。

開封して、並べてみました。

マイク本体です。「ぉおいっ!鬼太郎!!」の声が聞こえてきました。

取扱説明書の日本語表記部分です。他に「英語」「中国語」「韓国語」の説明があります。

机に置いてみました。色がとても綺麗で、なじんでます。

無料音声編集ソフト「Audacity」をPCにインストール

録音した音声を加工・編集するソフトが必要だったので、有名なこのソフトを入れました。ソフトをネット上で検索すると、「窓の杜」がトップ表示されたので、そこからダウンロードします。

Audacityの録音ボタンを押して、SnowballIiceマイクを使って音声録音。すぐに自分の声を聴いてみました。その結果・・・

ノイズほとんどなし! 返品したマイクとは雲泥の差!!

最初の収録ということで緊張していたせいか、6分間の録音のうち一箇所だけ、私が息を吐く音が残りました。が、後はまったくノイズなし。エアコンや加湿器は稼働させっぱなしにしていたので、「感度がいい」と評判のこいつはその音を拾ってしまうんじゃないかと心配していましたが、杞憂でした。

*でも、「本当は静かな環境をあらかじめ用意しておくのに越したことはありません」と、どのサイトでもアドバイスしてくれています。ご注意くださいね。

*もう一つ。「マイクは口元に」が音声録音の原則です。ですので、私はマイクスタンドを手に持って話しました。スタンドを机上に置いた状態で話そうとすると、姿勢が極端に悪くなり、声が通りません。「マイクは口元に寄せて話す」。この原則を守ってください。そして録音時は大きめの声で、元気よく話しましょう。決して鼻息を荒くしないことです(笑)。

*さらに追加です。最初の録音では原稿を用意したほうが無難です。リスナーの存在を考慮して、価値提供の視点で。話している途中で何度も言い間違えや言いよどみがあったりすると、聴いている側としては萎えてしまうかもしれませんよね。ちなみに私は別ブログで掲載済みの記事を読み上げました。せっかく苦労して書いた記事なので、多くの人にシェアしてもらえるように、文字と音声の相乗効果を狙っています。

あなたの声を、より心地よく聴かせるために

録音した自分の声だけを聴いてみると、何だか暗くて元気が出ない・・・。そう思った私は、フリーBGM素材サイト「DOVA-SYNDROME」から、BGMとジングルをゲットしました。

BGMは、雰囲気を出すために音声のバックに流し続けるもの。声だけだと(私の場合は)暗くて、何より味気なかったんですね。なので、「DOVA」から「これは!」と思う一曲をダウンロードして、音声に重ねました(Audacity上で簡単にできます)。とてもいい曲なのであまり明かしたくはありませんが、Khaim(カイム)さんという方の曲です。一定のリズムを刻みつつ穏やかなトーンを崩さないので、私の声の悪さをカバーしてくれそうです(笑)。

「ジングル」は、音声の最初や最後に「これから始まるよ!」とか「終わったよ~」的なことを知らせるための、アクセントとしての音。長くても10秒くらいまで。私は7秒ほどの「おやすみのキスを」というジングルを選びました。で、後であなたにも紹介しようと思っていたんですが、作成者の方をチェックし忘れていて、検索し直したんですがヒットしませんでした・・・。もしかしたら、「DOVA」の前に調べていた別のサイトからダウンロードしたのかも・・・? すみません(謝)。

Anchorに音声配信

最後に「Anchor公式サイト」に登録するため、メルアドなどの基本情報を打ち込むだけ。その後は、PCに保存しておいた音源ファイルを画面上にドラッグ&ドロップ。音声のタイトルや簡単な説明を入力してアップ終了です。

すべてをやり終えてわかったこと

音声配信は、とにかく簡単

音声配信にあたってやったことを順番に書くと、以下のようになります。

  • 1.PCとマイクを用意。
  • 2.無料編集ソフトをダウンロード。
  • 3.音声録音(最初は原稿読み上げかアウトラインの用意がおすすめ。)
  • 4.必要なら、無料サイトからBGMやジングルをダウンロード。
  • 5.Anchorに登録して音声をドラッグ&ドロップ。
  • 6.配信!(いくつかクリックするだけ)

良いマイクを選んで正解

Snowball iceは、安価で質の良い録音を実現してくれるマイクだと実感しました。購入前は「目玉おやじ」的な外観があまり好きになれず、スタンドマイクに取り付けることで「おやじ」的な印象はかなり薄れるんですが専用のショックマウントやマイクスタンドが高い高い。費用面で折り合いがつかず、いったんは購入をやめたんです。

さらに言えば、実は、私がコンテンツを購入している起業家の方が「Snowball」をイチオシしていたので最初から購入しておけばよかったのに、それよりも格安のマイクセットに目が奪われた結果、動き出しが遅れ、余計な手間もかかってしまったわけです。差額は2000円強程度しかなかったのに。セットのお得感と、セットが醸し出す雰囲気(アーティストのレコーディングを想起させるような、あれ)にやられました。「Snowbal icel」のような高品質マイクで1万円を切るなら、格安と思ったほうがいいです。

必要なものには適切なコストをかけ、無料でできるものはそれに頼る。人生と一緒ですね。

「Snowball ice」は実際に使ってみて本当に良かった。いい音を残せる製品です。良い音質でリスナーに届けることができれば価値提供につながりますし、何より自分自身が「いい仕事をしている」と思えるので、やる気が出ます。

自分を客観視できた

普段は客観視していなかった自分の声。それがよくわかりました。自分が思っている自分と人から見えている自分は、これほどまでに違うことを思い知らされた感じがしました。録音された私の声は小さく、弱々しい。変な癖もある。それを再認識したことが収穫です。これを機に、職場での声の出し方を変えようと思います。聞き手に元気を与えられるような声、とまではいかなくても、気持ちよく受け取ってもらえる声を出そうと思いました。

ワクワクした

自分の声が(大げさに言えば世界中に)配信されました。たった1話しか配信していないのに、配信直後にAnchorはもちろん、Spotify、Pocket Castsから「登録されたよ!」とメールが届いています(追記:Anchor登録すれば自動登録・配信される9チャンネルのうち、さらに12月31日夜9時過ぎまでに、Google Podcasts、Breaker、RadioPublicの3チャンネルが追加されました。3日間で5/9チャンネルです。早い!)。

こんなふうに進んでいくと、ちょっとやる気が出てきませんか? 本記事とは関係ありませんが、こちらの努力に対して「大丈夫。進んでいるよ。」というメッセージを返す手続きは、人の気持ちを持続させるという意味で大切な要素なのではないかと思います。「レスポンスすること」自体がビジネスになるのかもしれません。

そして、今回の取り組みで仕事場でも家庭でもない3rdプレイスに居場所ができました。その「居場所」は、「現実逃避する場所」でもなく「疲れた心や体を癒やしてくれる場所」でもなく、「主体性を発揮する場所」です。価値観を発信する意義や、言いたいことが言えるすばらしさを感じました。

音声配信は、キャリア構築手段のひとつ

12月29日の朝9時にamazonからマイクが届いて、その日の夕方までに最初の配信ができました。途中、いろんなことを別にやりながらの取り組みなので、配信までにかけた時間は実質4時間程度。これは自信になりました。

手軽に、経済的にも物理的にもほぼコストをかけずにできるのが音声配信の良さではないでしょうか。

今回の試みでは、影響力を高めるための手法のひとつが理解できたと感じています。ネットの恩恵をフルに享受しながら、情報収集だけでなく各種の手続きや操作手順を覚え、自身の価値観をシェアすることで世界を広げる。キャリアを模索する過程で私が現在取り組んでいることは、音声配信のように、さまざまな形態のキャリア構築方法を学んで、できるところから実践することです。

50代でもひとつひとつ丁寧に取り組めば形になります。あなたも、キャリア構築の手段のひとつとして、チャレンジしてみてください。

 何かを始めましょう。Start Something!です。
 何もしなくても、年は取っていくものですから。

追記:2020年12月29日が最初の配信日。今日は2021年12月25日です。ちょうど1年経った今、視聴回数は「1,482回」に到達しています。Anchorだけでなく、stand.fmでも配信を始めました。時間が味方についてくれます。あなたもぜひ、早い時期からチャレンジしてみてください!

関連記事はこちら