12. あなたの使命は何か?

セカンドキャリアを構築する

あなたの使命に気づくために

今回は、あなたが自身の使命に気づき、個人レベルで最大の力を発揮するための方法をお伝えします。

以下の4段階の手順に従って、メモを取ってみてください。Excelですぐに作れます。

1.「自分史」を年表形式で作成する

縦軸に、西暦と年齢を対応させ、横軸に勤務先、所属年数、配属部活動および分掌、取得資格や技能、尊敬する人や影響を受けた人物とその内容、ライフイベントなどプライベートのトピック、当時の悩みなどの項目を設定する。

この手続きの目的は、あなた自身の好き嫌いや得意不得意を知ること。
何をしていた時に輝いていたか、充実していたかを思い出すこと。

それがあなたにとって、得意で無理なくできることを自覚することです。最も影響を受けた考え方やトピックを知ることで、自身にとって普遍的な価値観が見えてきます。

いつも悩んでいたこと、いつも考えていたこと、年を経ても捨てなかった理想。
その問題を解くことが、あなたの人生に与えられたテーマの1つになるでしょう。

2.未来の動向を知る

次は「未来の動向を知る」ことです。

「自分史」を書くことで見えてきた、あなたにとっての「好き」で「得意」なことや「最も関心の高いこと」を、「価値提供」につなげる作業になります

私は、ビジネス関連書籍を読むことをお勧めします。理由はシンプル。

「価値提供に必要な考え方やモデル」について書かれているからです。

あとは、ネットでキーワード検索をしてみることです。
あなたの興味関心について、どれくらいの人がニーズを感じているか、そしてビジネスにつなげられるか。

十分な情報収集を継続的に行い、知識を蓄えます。

3.キャリアプランを練る

あなたの歴史を棚卸しし、未来の動向をある程度つかめましたか?

では次に、キャリアプランを練ってみてください。ここでは先ほど作成した「自分史」で人生の残り時間を確認しながら、ゴールとステップを設定します。

何歳までに何をしておく必要があるのか。
何に関する技能や知識が不足しているのか。
1日をどう使うのか。

ゴールから逆算し、ステップを設定する。

仕事や家庭との兼ね合いを考慮しながら残り時間の再分配を図ります。

4.行動する

ここまで十分に検討したら、あとは日常生活に落とし込むだけです。1日のうちで1人になれる時間を再確認してください。

職場までの往復時間にできることはありますか?
授業以外の時間は何をしていますか?
帰宅後の時間の使い方は?
休日はどうですか?

私はこうしています。

今の職場は、車で片道45分の場所にあります。本当は電車通勤にして、往復の車内でビジネス書籍を読みたいところです。読書は運転と同時にはできませんし、信号待ちのたびに読んでも、頭に入らなかったり、事故を誘発するだけですよね(笑)。

私は、車内ではB.G.M代わりに音声を流しています。

移動時における学びは、オーディオブックが最適でしょう。内容は、無料や有料のセミナー音声といったビジネス思考を刺激するようなものであることが多いと思います。あるいは、自己啓発書籍のオーディオブックです。

授業以外の時間。あなたは、教材研究や準備に余念がないことでしょう。あるいは担任であればクラス経営に付随するさまざまな仕事でしょうか。部活動の練習メニュー作りかもしれませんね。確かに、以前の私もそうでした。

しかし、今ではそういった仕事は時間を決め、短時間で終わらせるようにしています。そして、浮いた時間を使ってビジネス書籍を中心に、自身の成長につながりそうな本を読み、アイディアをメモする、といったことを日常的に行っています。

アイディアは思いついたそばから流れていくため、仕事の質を上げようと思うのであれば、この行為は不可欠です。そしてこのメモが、仕事の改善や、セカンドキャリアの構築に役立つのです。

帰宅後はペットを散歩させたり、子どもをお風呂に入れたり、食器を洗ったりすることを自分の仕事にしてしまい、あとは妻に任せます。もちろん、臨機応変に仕事の分担を変えたりしますが、「家族とかかわってから、自分のやりたいことをやる」方が、あまり面倒が起こらないと思います(笑)。

夕食も家族と一緒に1時間以上かけて、テレビを観ながら話をしながら、ゆっくりと食べます。そのうえで家族の一員としての役割を果たせば、あとはOK!ということです。

毎日12時頃に就寝していますが、夜は3時間程度、自由に使えることになります。

最後に、休日の使い方です。起床は平日と変わりません。朝食時に家族の意向を聞き、合わせるところは合わせ、それ以外は自己研鑽やリラックスタイムに充てます。最初に相手のニーズを聞いておくと、うまく進むと感じますね。

「使命」は、「あなたが好きで得意なこと」

さて、どうでしたか? 上記の手順を踏んだあなたには、ご自身の「使命」が見えてきたのでないでしょうか?

「使命」は、それほど崇高なものではありません。私自身も、「1人1人のパラダイムを変えることが、その人の幸せにつながる」ことを信じていますし、可能な限り多くの人に良い影響を及ぼしたいという気持ちはありますが、「まずは、自分自身から」と思っています。

私自身が実行して幸せな気持ちになれる。
何かの機会でそれが周囲に伝わり、実行した人が幸せになる。

今のところ、それで十分です。

ただ、誰にとっても「使命」は必要だと感じますし、それが「得意分野での貢献」なら、最高ではないでしょうか。

あなたの使命は何か?

ちょっと考えてみてください。きっと、人生が動き出します。

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