皆さんこんばんは角松利己です。
新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るう結果、私たちは外出を控え、コミュニケーションに過敏になり、経済的にも心理的にもダメージを受けています。
そんな中で我慢強く日々の生活を送っていくには、私たち一人一人がちょっとした「幸せ」を感じることが大切なんじゃないかな、と思います。私たちが「幸せ」を感じて、それを一人でも多くの人たちとシェアすることができれば、楽しくなると思いませんか?
ここで、ある記事を紹介しますね。
ベネッセ総合教育研究所が教育関係者向けに発行している『VIEWS21』という雑誌の4月号に「幸福のあり方」に関する記事が掲載されていました。以下は、その概要の一部です。
経済学では「幸福」を、所得や社会的地位、物的財などの「地位財」と、健康や社会への帰属意識、愛情といった「非地位財」とに分類しています。
「地位財」は、人と比べることが可能なものであり、「非地位財」は、人と比べることができないものです。そして、前者から得られる幸福感は持続しづらいし、後者から得られる幸福は持続する時間が長いのです。
以前、「どんな心的傾向の人が幸せなのか?」について調べるために、1,500人を対象としたアンケート調査を行いました。その回答を因子分析した結果、「幸福度が最も高い人」は、下記の4因子をすべて満たしていたことがわかりました。
✅「やってみよう」因子(自己実現と成長の因子)
✅「ありがとう」因子(つながりと感謝の因子)
✅「なんとかなる」因子(前向きと楽観の因子)
✅「あなたらしく」因子(独立とマイペースの因子)慶應義塾大学大学院教授・前野隆司
・・・あなたはこの結果を見て、どう感じましたか?
私はこんなふうに思いました。
「幸せは、やっぱりお金や地位やモノだけじゃないんだな。」
「年をとっていくたびに、何かやってやろう!っていう気持ちって、薄らいでいってるなぁ。」
「感謝の気持ちや自分らしさが幸せにつながるのって、本当だったんだ。」
「私は楽観的じゃないから、幸せを感じにくいのかも・・・?」
私たちは、できれば日々、「幸せ」を感じながら暮らしていきたいと思っていますよね。
もし「幸福感」が前述した4因子すべてを強く感じることでもたらされるとしたら、私たちは自分の足下にある「幸せ」をしっかり感じるだけでいいんじゃないのかな? と思います。
そこで、さらに話をシンプルにするために、この4因子を2つにまとめてみました。それが
「感動」と「チャレンジ」
です。
「感動」は、「ありがとう」因子と「あなたらしく」因子を、
「チャレンジ」は、「やってみよう」因子と「なんとかなる」因子を組み合わせたものです。
多少違和感はあるかもしれませんが、私の中ではしっくりしているので、ご了承ください(笑)。
「感動」と「チャレンジ」と言っても、大げさなものを指しているわけではありません。
「子どもがお手伝いできるようになって感動した!」とか、
「通販でこんなに役に立つグッズを手に入れた!」とか、
「毎日腹筋20回を1か月続けて体を引き締めるチャレンジをしています!」
くらいの内容です。
でも、こんなふうに「ちょっとした感動」を味わったり、「ちょっとしたチャレンジ」を続けたりすることで「幸せ」を感じることができたとしたら、素晴らしいと思いませんか?
「幸せ」は、「いつか訪れるもの」ではありませんし、「大きなもの」である必要もないと思います。心が動き、成長しているといった実感が毎日得られれば、それは「幸せ」であると言えますよね。
私がブログを書こうと思うのは、心が動いた時。
そして、「成長したい」と願っているからです。
決して大げさでなく、あなたの「感動」と「チャレンジ」を何らかの形に残しシェアすることで、あなた1人が幸せを感じるだけでなく、多くの人が幸せになると思います。自己満足で終わらせずに、あなたの周りにいる「誰か」に、ちょっとした幸せを提供してはいかがでしょうか?
公立高校の現役教師。教員経験28年(2021年3月末現在)。「教師は、仕事&私生活&リタイア後の人生、すべてにおいて成功すべし!」が信条。教師が成功すれば、学校は変わり、生徒も魅力的な大人に成長します。まず教師であるあなたの成功を最優先課題にしましょう。
☑心理学修士(学校心理学)
☑NPO法人「共育の杜」オンラインサロン『エンパワメント』専任講師
☑一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了。ファシリテーターを3年務め、セミナーを開催。
☑ハンドルネーム「角松利己」は角松敏生から。
「原則」&「ビジネス思考」で、教師が自由になるための方法をお伝えします。